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定款を作成するなら行政書士に頼まないと損する理由3選

定款の作成は行政書士など専門家に頼まずとも自分で作成することができます。しかし、現実には会社の設立する際に作成される定款は行政書士など専門家によって作成されることが多いです。
なぜ、多くの方は自身で作成せず行政書士へ定款の作成を依頼しているのでしょうか。多くの依頼者様からの回答等を基に解説していきます。

定款の作成は行政書士に頼まないと時間がかかる

定款自体は作ろうと思えば誰でも自分で作れるのが現実です。
わざわざ行政書士などの専門家に依頼せずとも、ネットでひな形を探してきてそれを基に作成し、公証役場の公証人から認証を受ければ完成します。
しかし、定款の作成は行政書士に依頼しない場合は意外と時間がかかります。
ひな形があったとしてもどこをどう書き換えれば自分の望む定款になるのか、不備が生じないようにできるのかの判断が難しいのです。
特に定款を初めて作る方、法律に詳しくない方が作成すると数日がかりでようやくということもあるようです。
それどころか数日かかっても結局無理で頓挫してしまうということもあるようです。
その上、定款の作成後は公証役場で予約を取り、認証を受けなければならなずその時間もかかります。
自身の都合はもちろん公証役場の都合もあるため希望の日時にとはなかなかいかないこともあります。
しかし、行政書士に依頼することで基本的には何もせず、待っているだけで希望日には定款が出来上がるようになります。
また、作成する定款を電子定款とする場合は電子署名ソフトやICカードリーダーライタなどを購入し設定までしなければならず、これが非常に時間のかかる作業になります。
パソコンなどIT機器の利用になれている方や得意な方でもかなりの手間を要します。
この辺りは特に多くのお客様から相談が寄せられ、結局自分での作成を断念し当事務所に依頼されることが多々あります。
既に過ぎた時間はお金で買い戻すことはできませんが、これから使う時間はお金で買うことができます。
時間について考えると、定款の作成は行政書士に依頼するべきだといえます。

定款の作成費用は行政書士に依頼した方が自分で作成するより安いことがある

続いて気になるのが定款の作成費用です。
定款は法律上課税文書に該当します。
それによって作成した定款には通常印紙を貼り付けなければなりません。
その印紙の価格が非常に高額で4万円となります。
しかし、電子定款で作成すればこの4万円の印紙代が不要になります。
つまり、電子定款で作成すれば紙の定款より4万安く作れるということです。
なぜ電子定款で作成すると4万円の印紙が不要になるのか簡単に説明すると、紙ではなく電子データだから印紙を貼らなくてよいといったような意味合いになります。
しかし、電子定款の作成にはIDカードリーダーライターや電子署名用のソフト(Adobe AcrobatDCなど)が必要になります。
どんなソフトを購入するかにもよりますが、先を見据えてある程度のものを購入して…となると4万円以上かかることもあります。
仮に4万円程度かかったとすると、紙の定款を作るのとかからない金額になります。
むしろ準備や設定に時間がかかる分損をしているとも考えられます。
そもそも、4万円あれば行政書士といった専門家に定款の作成から認証まで一式依頼するも不可能ではありません。
依頼先によっては4万円以内で定款が作成できることもあります。
その点考えると、定款の作成、特に電子定款の場合は行政書士など専門家に依頼した方がトータルで安く作ることができるでしょう。

定款は行政書士に依頼することで不備を防ぐことができる

意外と多いのが作った定款に不備があるという事故です。
定款の不備は交渉人による認証前に気づくことができればよいのですが、なかなか気づくことはできません。
公証人さんも明確な誤字脱字などであれば気づいて指摘してくれます。
しかし、次のようなミスは指摘してもらえないことも多いです。

・定款の事業目的が必要な許認可の取得申請時の要件を満たすものでなかった
・会社名が間違っていた
・発行する株式の総数や発行済み株式の数が間違っていた
・取締役として就任する人の記載が漏れていた

一度認証された定款は基本的にそのまま会社の設立登記をした後に変更するか、定款の認証のし直しになります。
定款の認証のし直しの場合、誤記証明によって追加費用なく対応できることもありますが必ずしもそうできるとも限りません。
会社設立後の定款変更の場合、変更事項が登記事項とされていなければ定款変更だけで済むのですが、登記事項となると定款変更に加えて登記事項の登記も必要となり多くのお金と手間がかかります。
また、定款の作成に当たり行政書士であれば経験から「今後こういうことがあるから定款もこうするべき」といったような将来を見越した定款作成も可能です。
さらに、行政書士であれば許認可を得意分野としているため必要な許認可が確実に取得できるよう定款の記載内容とすることができます。
不備のない完全な定款を作りたいのであればやはり行政書士に依頼するをするべきでしょう。

定款の作成は行政書士に依頼することがおすすめ

定款の作成は自分で行うより行政書士に依頼する方が良いでしょう。
定款は会社にとって非常に重要なものであり、その作成には万全を期すべきだからです。
その上手間もかからず費用も安いのであれば、定款を作成することを行政書士に依頼しないことはある意味損をしているともいえます。
当事務所では定款の作成も承っています。
多くの企業を見てきた経験と各種許認可を手掛けてきた実績を基に、依頼者様の将来の展望をも踏まえた最高の定款を作成いたします。
全国どこでも対応が可能で、最短翌日には作成が完了できます。
定款の作成について気になることがあればぜひ一度ご連絡ください。

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